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赤ちゃんの便秘に砂糖水が有効!?民間療法って本当に効く?

<赤ちゃんの便秘に砂糖水!?本当に効果はあるのか>

 

赤ちゃんが便秘になった際に昔から民間療法として用いられてきたのが、赤ちゃんに砂糖水を与えるという方法です。この方法はかなり昔から多くの人が利用していると言われています。

 

砂糖水が持つ浸透圧の高さで腸管内に水分を引き込み、便が固くなるのを防いで排せつに導くというのがこの方法が有効だとされている理由です。

 

腸内に便が長らく留まると、便に含まれている水分は腸で吸収されてしまい、徐々に水分が抜けて便が固くなってしまいます。ですが砂糖水を与えられた赤ちゃんの腸内では、砂糖水の浸透圧で逆に腸管に水分が呼び込まれ、腸内の便が水分を保ちやすくなります。そしてやわらかい便は腸内をスムーズに進みやすくなり、排せつ時も肛門や肛門付近の腸壁を傷付ける事なく体外に排せつされやすくなります。

 

腸内で水分が移動すれば腸が刺激されて活発に活動を始めるため、便が排せつへと向かいやすくなったりもします。このことから、赤ちゃんが便秘になった時に砂糖水を与えるという民間療法は、割と信憑性が高いと判断する事ができますので、その効果もある程度は見込める可能性が高いと言えるでしょう。

 

<赤ちゃんが便秘の際に与える砂糖水の作り方>

 

湯冷ましを100cc用意し、そこに砂糖5gを混ぜ入れます。これを一回20〜30cc程度を人肌に温めてから一日2〜3回ほど与えます。初めは少量で様子と効果を見ながら与えると良いでしょう。授乳の際にミルクの飲みが悪くならないように、影響が出ないタイミングで与える事が大事です。

 

<砂糖水を与えるのは一時的な対処法にしかならない>

 

赤ちゃんの便秘対策として砂糖水を与えると便を出したり便をやわらかくするのには即効性が高いかもしれませんが、この方法では一時的な対処方法にしかなりません。しかも砂糖水を与えるという行為は、下痢に近い状態を強制的に起こさせるのと似ていると提唱する医師もいますので、昔から広く使われている民間療法だとしてもあまり多用しない方が良いのかもしれません。

 

砂糖を与えるという行為自体も少々不安が残ります。砂糖は腸内の悪玉菌が好むとされています。善玉菌が好んで餌にするのがオリゴ糖なら、悪玉菌が好む餌は砂糖という事になるのです。悪玉菌は腸の働きを弱めてしまう特徴がありますから、ただでさえ便秘で腸内環境が整っていないと推測される赤ちゃんには、悪玉菌を増やすきっかけになってしまう砂糖を与えるのはあまりおすすめできないと言えます。

 

砂糖水が便秘に「良い」と勘違いしてホイホイ与える行為を繰り返していると、赤ちゃんの腸内の悪玉菌に餌を与え続け、その数を増やしてしまう原因になりかねないので注意しなければなりません。

 

<慢性的な便秘には砂糖水よりオリゴ糖が良い>

 

もしも砂糖水のように糖水を与えるのであれば、一度や二度なら砂糖水でも良いかもしれませんが、腸内環境を整えて良好なものにする事を考えて、善玉菌の餌となるオリゴ糖を混ぜて与える方が有意義な効果が期待できます。

 

オリゴ糖の糖分で便をやわらかくする効果のほか、腸内のビフィズス菌を増やして活発に働かせ、腸の働きを高めて便秘や腸のトラブルを起こしづらい腸内環境に導いてくれる可能性が高くなります。

 

何よりオリゴ糖は母乳にも含まれている成分ですから、砂糖水を与えるよりも自然に腸内環境を整えていく事が可能です。オリゴ糖はお菓子作りのコーナーなどで市販されていますが、そういったものは多くの製品が希釈されて作られており、オリゴ糖自体は30%程度しか含まれていないといった商品もあります。

 

赤ちゃんに便秘対策でオリゴ糖を与えるのであれば、無駄なものが含まれていなくて純度が高いものを与えるのが良いでしょう。また、何が入っているかわからないようなものよりも、安全性にこだわってオリゴ糖を選ぶのがベストです。

 

まだミルクや母乳を飲んで育っている離乳前の赤ちゃんの場合、ミルクや母乳に含まれているオリゴ糖が不足していると、腸内の善玉菌の数をキープさせる事がむずかしくなってしまいます。また、離乳食後は更に腸内環境は食生活に依存する部分が大きくなっていきます。

 

日々の食事に気を付ける事で便秘になるリスクを減らす事ができますし、それに加えて便秘になりにくい習慣を身に付けさせる事で更に便秘体質の改善を図る事が可能です。腸内の善玉菌をオリゴ糖で育て、普段の食事内容で便の量を増やしたり腸のはたらきを高めるように努めていけば、便秘知らずの腸内環境にしてあげる事も夢ではありません。

 

砂糖水や綿棒浣腸のように、便を出すのに即効性が高い方法は使いどころを間違えなければ確かに有効な手段となります。便が腸内で固くなり、便を排せつする際におしりが痛くて赤ちゃんが泣くような事になればかわいそうで見ていられませんから、このような場合に手っ取り早く便をやわらかくする時には有効です。綿棒浣腸の場合でもあまり便がひどく固まらないうちに排せつを促すという点ではメリットもあります。

 

しかしこれから先の事を考えるのであれば、オリゴ糖や数種類のビフィズス菌などが含まれている健康食品を与えて腸を整える方が良いケースの方が大半なのです。