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子供の便秘・腹痛・嘔吐…時には怖い病が隠れている事も

<子供の便秘や腹痛、嘔吐は受診後のケアが大切>

 

子供が便秘や腹痛や嘔吐などで病院を受診した際は、その後子供に何のケアもしない親はまずいません。薬を飲ませたり安静にさせたり付き添ったりして、子供が早く健康な状態に戻れるようにと労わる親が大半なはずです。

 

特にお母さんはいつもと違う子供の様子を見て心配で、子供が嘔吐を繰り返したり腹痛で苦しんでいればいてもたってもいられない気持ちになる事が多いものです。

 

普通の便秘でも、ただ便が出ないだけの状態であればあまり心配ないと捉える親も多いのですが、もしも子供の便秘が続き、便秘に腹痛や嘔吐が伴う場合は便秘以外の病気を引き起こしている可能性もありますので病院に受診するのが望ましいでしょう。ちなみに便秘が原因でこのような症状を引き起こしている時は、重度の便秘ですからやはり一度医師の診察を受けた方が無難です。

 

一度病院にかかれば子供が苦しんでいる原因が判明する事が多いので親は多少安心できますが、本当に大事なのは病院の受診後のケアとなります。もしも何らかの病気ではなく、重度の便秘で腹痛や嘔吐まで出てしまっているのであれば、腸内環境が整わずに悪い環境にあるという事が考えられます。

 

重度の便秘に陥っている子供の腸内では悪玉菌が繁殖してしまい、善玉菌が思うように活動出来ない環境になってしまっている可能性があります。悪玉菌の働きで腸の活動力が弱まり、便を押し出す力が弱くなり、長らく腸内に溜まった便は水分が抜けてカチコチになってしまいます。これがいざ便を排せつするという時になって肛門や腸管を傷付け、出血や痛みを伴う原因につながるのです。

 

また、腸内環境が悪化して便秘になると、人体に有害なガスが発生するようになります。これによって内臓の働きが弱まってしまうと免疫力の低下につながってしまうのです。小さな子供はよく熱を出したり風邪をひいたりしますが、免疫力が低下すると風邪の治りが悪くなったり、他の子供から風邪をうつされてしまう事も多くなりますので早めの腸内環境改善対策が必要なのです。

 

<子供に便秘・腹痛・嘔吐を引き起こす病気や原因>

 

子供に便秘や腹痛や嘔吐を引き起こす病気や原因にはいくつか考えられるものがあります。病気の際の子供の体調変化だけでなく、普段から住環境についても気を配り、思わぬ事故を防ぐ事が大切です。

 

<ヒルシュスプリング病>

 

新生児や乳児の便秘が長引いたり、嘔吐を伴う便秘を繰り返すような時はヒルシュスプリング病の疑いもありますので、病院への受診をおすすめします。ヒルシュスプリング病は腸の神経細胞に先天性の異常が見られる子供に起こります。

 

重い便秘や腸閉塞、嘔吐、お腹の張りなどが現れます。この病を発見するためには注腸造影検査、直腸肛門内圧測定検査、直腸生検検査などが必要ですし、治療をするためには手術も行わなければならない割と重篤な病です。

 

とはいえ、全ての乳幼児にいきなり重篤な症状が出るわけではありません。比較的軽度の場合はひどい便秘を繰り返しながら成長する事もあります。もしも子供が何年もひどい便秘を繰り返しているようであれば、一応病院で検査をしてもらった方が今後のためです。

 

<腸閉塞や腸重積症は命に関わる危険な病!>

 

腸閉塞や腸重積症は腸が詰まってしまったり、腸が重なる状態となった症状です。割と2歳以下の子供に多く見られると言われていますが、これらの病気は命に関わる大変危険な症状です。

 

腸が詰まって老廃物が外に排出できなくなれば大変危険な状態に陥る事は当然とも言えるでしょう。食べた物も詰まっている部分でストップしてしまいますので、食べ物が逆流して嘔吐する症状が見られます。

 

便秘と嘔吐という特徴はありますが、これだけでは腸閉塞や腸重積症であると断定する事は出来ません。しかし便秘と共に嘔吐が続くようであれば早めに病院に連れていき、検査を受けた方が良いでしょう。

 

ちなみに腸閉塞の場合は激しい腹痛が伴いますので、症状が悪化してくると異常に気付いて自然と病院に向かう親も多いですが、いつも激しく泣いているタイプの子供だと発見が遅れてしまう可能性もあります。

 

ですがこの他にも血便が出たり、顔色が悪くグッタリするといった症状も見られます。とりあえず心配な人は、便秘と嘔吐もしくは腹痛がセットで現れたら病院に受診させておくと安心です。

 

腸重積症は時に開腹手術が必要になりますので、小さな子供の体への負担はかなりのものです。ですがおよそ80%〜90%の腸重積症患者は、肛門から液体もしくはガスを注入する高圧浣腸法という方法で治す事が出来るとされています。

 

<子供は日常生活の誤飲・事故も多い>

 

小さな子供は何でも口に入れてしまいますので、時には放置してあったタバコや小さなおもちゃ、殺虫剤などを飲み込んでしまう事もあります。これが原因で腹痛や嘔吐、腸閉塞などを引き起こしてしまう事がありますので、普段から余計なものを手の届くところに置かないように注意して過ごさなければなりません。

 

もしも思い当たる節があればすぐに病院に連れて行き、そのことを医師に話して適切な処置や検査をしてもらいましょう。

 

親の気付かないところで飲みこんでしまう可能性もありますが、腹痛や嘔吐で子供がいつもと全然違うと感じたら病院に直行するのが望ましいです。ちなみに腹痛や嘔吐のほか、便秘ではなく下痢の症状が出る事がありますが、このような場合はウイルス性の胃腸炎を患っている可能性もあります。

 

ウイルス性胃腸炎は療養していれば治る可能性も高いですが、素人では判断しかねる部分もありますので、何かしら異常を感じたら医療機関で診断を仰ぐのがおすすめです。

 

<自己判断は危険!異様な便秘・嘔吐・腹痛はお医者さんへGo>

 

子供の便秘が少し心配になるほど長引き、腹痛や嘔吐まで起こしているような場合、ただの便秘だと軽視して自己判断で対処するのは大変危険です。便秘とともに腹痛や嘔吐が現れいるのであれば、重篤な病の可能性も捨てきれませんのでお医者さんできちんと診断してもらいましょう。

 

特に普段から便秘がちな子供は、いつもの事だろうと浣腸や下剤、座薬などでどうにかなるだろうと思ってしまいがちです。ですが子供が苦しそうにしていたり、嘔吐や血便が出たり発熱した場合には、いつもと違う事が原因の可能性があります。

 

日中は普通に病院で診察してもらえますが、夜間の場合は子供の様子を見ながら夜間救急か次の日すぐに病院に連れていくのが良いでしょう。子どもがあまりにも苦しんでいたり大泣きしていたり、逆にぐったりして元気が無いのであればすぐに医療機関に連れて行くべきです。

 

夜間診療は夜間の急患の受け入れ先が市町村ごとにありますので、ネットで調べて電話で問い合わせしてから向かうようにします。子どもの症状などをあらかじめ詳しく観察しておき、お医者さんに詳しく説明できるようにしておきましょう。便が出た場合は便の状態などについても把握しておくと良いです。

 

<便秘による子供の腹痛や嘔吐について>

 

上の方では便秘・腹痛・嘔吐に潜んでいる重篤な病について触れましたが、子供は単なる便秘であっても腹痛や嘔吐をする事があります。どのみち腹痛と嘔吐まで現れている場合は一度医者に診てもらった方が良いのですが、単なる便秘と診断された場合はこれから便意解消の対策をしていかなければならないので大変ですがひとまず安心できるかもしれません。

 

重度の便秘になると、腸内では滞留した便が発酵・腐敗して体に有害なガスを発生させ、それがお腹の張りの原因になります。この状態が続くとお腹が痛くなる事もありますし、腸からガスが逆流して胃に向かい、それが吐き気として現れる事もあるのです。

 

数日便が出ないと便自体も水分が失われ、とても固く排せつしづらい状態になっている事が多いです。まるで栓のように肛門付近で見え隠れしている事もあります。このような酷い便秘になってしまったら、病院で相談して摘便や浣腸といった処置をほどこしてもらいましょう。

 

医師から便秘解消や便秘対策のアドバイスを教えてもらえる事もありますし、栓をしていたような固い便を出してしまえば後続の便は柔らかい事も多く、一時的には便秘が解消されて腹痛や嘔吐もおさまるはずです。

 

<便秘・腹痛・嘔吐で苦しむ子供を見たくない!腸内環境改善が大事>

 

便秘というのはただ単に便が詰まっているだけと捉える人が非常に多く、何日か出ない事はあっても、いずれ自然もしくは薬の作用で外に出せるため軽く考えている人も多いです。ですがそういった人達の知らない所で、便秘による弊害は密かに現れています。

 

子供が便秘によって腹痛や嘔吐まで出ている状態で、それが単なる便秘だと判断された場合は、子供の腸内環境が弱まっている事の現れでもあります。便秘は腸内で人体に有害なガスを発生させ、それによって内臓の働きを弱めたり有害な物質が血液に取り込まれ、それが体中を巡るため免疫力を低下させてしまったり、代謝能力を弱めてしまったりする事があります。また、免疫細胞の働きを弱めてしまう事もあります。

 

子供の腸内環境をきちんと整えてあげないと、普段から便秘がちになってしまう事も多いです。そして便秘は上記で書いたように免疫力の低下を招きます。免疫力が低いと風邪の菌などの病原菌への抵抗力が弱くなって病気になりやすくなってしまいますし、病気になってからも抵抗力が低いままなので治りづらくなってしまいます。また、アレルギーなどの皮膚病も現れやすくなると言われています。

 

<人間の免疫力の約7割は腸と関係している>

 

人間の免疫力の約7割は腸と密接な関係性があります。腸には免疫細胞の7割が集中しているからです。腸内環境が適切に保たれていると免疫細胞も正常に働く事が出来ます。ですが腸内環境が悪化すると、腸内では悪玉菌という有害な細菌が優勢になってしまうのです。悪玉菌は腸の働きを弱めて便秘を引き起こしたり、有害なガスを発生させて腸内の環境をみるみるうちに悪くしていってしまいます。

 

このような状態になると免疫細胞もうまく働かせる事が出来なくなるため、免疫力が次第に低下していってしまいます。たかが便秘と侮って何の対策もしないで放置していると、免疫力が低下して気が付けば風邪ばかりひいていたり、病気になった際の治りが遅くなってしまうといった弊害が現れてしまいます。

 

子供の便秘で医者に行けば、確かに重篤な病を発見出来たり詰まっている便をとりあえず体外に排出する事が出来るようになりますが、子供の腸内環境を長期的に整える努力をしていかないと便秘による弊害と長々付き合わされる羽目になります。

 

そのような事にならないようにするために、腸の健康を保つ努力をし、腸内を善玉菌優勢に整えていってあげる事が大事なのです。

 

<子供の免疫力を高めるには食生活と生活習慣が大事>

 

子供の便秘を改善・解消したり免疫力を高めるためには、腸内環境を善玉菌優勢の状態に保ってあげる事が必要です。乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌を腸内でたくさん増やし、その数をキープし続けることが出来れば、腸内環境が良くなって腸のはたらきを高め、便秘が解消されたり腸内で有害ガスが発生するのを抑えて免疫細胞の働きを良くしたりする事が出来るようになるのです。

 

善玉菌と免疫細胞はお互いに助け合う事で相乗効果を生み出し、効率よく働けるようになります。特に成長期の子供の腸内は、大きく成長してからの体質や腸内環境にまで影響していきますから、早めの腸内環境改善が大切です。

 

善玉菌を増やす食事を摂らせたり、生活習慣を改善する事で腸内の善玉菌の数を増やしていく事が出来ます。腸に良い食べ物や、直接乳酸菌などを摂る事も大事です。ヨーグルトや味噌・醤油や漬物といった発酵食品には乳酸菌がたくさん含まれています。

 

最近ではスーパーでも普通に生きて腸まで届くタイプの乳酸菌が配合されているヨーグルトが売られているようになってきていますので、そういった食品を摂る習慣を付けるようにしましょう。そして、乳酸菌などの腸内の善玉菌も餌がなければその数を増やす事は出来ません。

 

乳酸菌を摂るのと同時に良質な食物繊維とオリゴ糖を一緒に摂るようにしましょう。また、生活習慣の改善も大事です。規則正しい生活と充分な睡眠時間、適度な運動を心がけましょう。腸は第二の脳とも言われているデリケートな器官です。自律神経の乱れや生体リズムが密接に腸内環境と関わってきますので、この部分もおざなりにしてはなりません。

 

<必要に応じて腸内環境補助サプリなどを使用する>

 

子供の腸内環境を補助するものとして、オリゴ糖や乳酸菌サプリ等が世の中にはたくさん出回っています。子どもは食べ物の好き嫌いが激しくて偏食気味だったり、食べる量が少なかったりと、食生活を正すのは何かと大変です。また、オリゴ糖のように普段の食事で摂れているんだか摂れていないんだかよくわからない物まで摂取させなければなりません。

 

子供の腸内環境があまり良くないのでは?と感じたら、複数の乳酸菌が取れたり、善玉菌の餌となるオリゴ糖を摂る頃が出来るサプリメントを使用してみましょう。まだ成長期の子供にサプリメントを与える事に不安を持つ親もいますが、最近のサプリメントは子供用も多く出回っています。

 

特にオリゴ糖や乳酸菌関連の健康食品に関しては、赤ちゃんでも使えるような安全性の高い製品が存在しています。基本的には毎日の生活習慣を整えて腸内環境を良好なものにする事が大切ですが、こういった健康食品はヨーグルトなどでは摂取しきれない多くの量や種類の乳酸菌を手軽に摂取する事が出来るので、必要に応じて日常生活に取り入れると、あれこれ気を使い過ぎなくても良くなる場合があります。

 

子供向けの健康食品は安全性と品質が命です。大人と同じものを与えるのはあまり良くありませんので、必ず対象年齢と安全性を確かめた上で与えるのが良いでしょう。

 

<乳酸菌サプリやオリゴ糖は少食な子供にも◎>

 

子供の中には少食だったり好き嫌いが多かったり、アレルギーなどの影響で、食べる量が少ない子供もいます。このような子供の場合は体に必要な量を摂るのも一苦労です。当然腸内環境を整えるために必要な乳酸菌・オリゴ糖・食物繊維なども不足しがちになりますから、このような状態の子供で便秘を繰り返したり腸のトラブルを引き起こすようなことがあるのであれば、足りない分を健康食品で補ってみましょう。

 

サプリメントや健康食品というとうさんくさいと感じる人もいますが、日々の食事内容一つで人体には様々な影響が出ます。代謝が悪くなったり良くなったり、便秘になったり下痢になったりするのです。

 

他の健康サプリやダイエットサプリなどと比べ、乳酸菌や腸内環境改善系のサプリメントは効果があるかどうかが比較的早くわかりやすいのが特徴です。オリゴ糖は母乳にも含まれている成分で、子供にも使える安全性が高いものが多いので、気になったものがあったら何かの機会に試してみてはいかがでしょうか?